ここはどこなんだろうか。

 生い茂る木々、緑の葉の隙間から見える綺麗な青空。足元に生えている草は生き生きとした緑をしている。

 どれだけ歩いても、森ということもあって景色が一向に変わらない。

 そんな森で僕、相原圭(アイハラ ケイ)は迷っていた。

 何故、こんなところにいるか説明するには少し時間を遡る必要がある。