私の思い出にはそれぞれ色が付いている。 サークルの先輩とキスしてしまって真澄に見つかり、散々怒られた日の思い出は、なぜかほんわりとしたピンク、 『ベビーピンク』だ。 真澄は悪びれずに必死に謝る私を見て、高校生の時まで飼っていた愛犬「マグ」を思い出した。 そして「俺はまたマグみたいな奴と付き合っていくのか・・・」と情けない顔をして言った。