兄はおそらく法律関係の本が入っている布袋を重そうに抱えながら行ってしまった。 真澄はほっと息を付いた後に言った。 「凛の兄さんは俺と同い年だったよな」 「うん。そうだけど」 「何ていうか、老けているわけじゃないけど、すごく落ち着いているな。俺より上に感じるよ」 「そう?ぱっと見は、真澄の方が年上に見えるけど」