ママの機嫌が悪いからあまり遅くなれないことは分かっていたので、真澄は私を抱いた後、すぐにシャワーを浴びて支度をして、私を家まで送ってくれた。 私の家は何棟も立ち並ぶ高層マンションの一角だ。私の自宅のマンションの前まで来ると真澄は山吹色の高い建物を見回して 「へぇー、こんな所に住んでいたのか。いったい凛はどの棟の何階に住んでいるんだ?」 と私に訊いた。 「そのマンションの十五階」 「えっ、十五階ってどの辺?」 「一番上」