そんなエルマーを大使館邸に残して、
正装に身を包んだユリウスはウィリアムに謁見するべく、王城へと向かった。
(帰りの挨拶も兼ねて約束を取り付けておいて良かった)
応接間ではウィリアムとアリスが既にユリウスを待っていた。
気持ち悪いぐらい2人とも笑顔だ。
「おはよう、ユリウス殿。昨夜は大いに楽しまれたかな?」
「ウィステリアの女の子たちが大勢群がっていたみたいね。大変だったでしょう。ごめんなさいね。」
「いいえ、王妃様。とんでもございません。初めてのマスカレード、大変楽しませていただきました。お招きいただき本当にありがとうございました。」
「楽しんでくれたなら大いに結構。それで、それで?ほかに何か話があるんじゃないのかな?」
ウィリアムがしきりに続きを催促するのは、やはり知っているのだろう。
「昨日、偶然にも陛下のご息女ジゼル王女殿下に再会しまして、お互いの気持ちを確かめさせていただきました。ウィリアム国王陛下にお願いがございます。ジゼル王女殿下を私の妻としていただきたい。」
正装に身を包んだユリウスはウィリアムに謁見するべく、王城へと向かった。
(帰りの挨拶も兼ねて約束を取り付けておいて良かった)
応接間ではウィリアムとアリスが既にユリウスを待っていた。
気持ち悪いぐらい2人とも笑顔だ。
「おはよう、ユリウス殿。昨夜は大いに楽しまれたかな?」
「ウィステリアの女の子たちが大勢群がっていたみたいね。大変だったでしょう。ごめんなさいね。」
「いいえ、王妃様。とんでもございません。初めてのマスカレード、大変楽しませていただきました。お招きいただき本当にありがとうございました。」
「楽しんでくれたなら大いに結構。それで、それで?ほかに何か話があるんじゃないのかな?」
ウィリアムがしきりに続きを催促するのは、やはり知っているのだろう。
「昨日、偶然にも陛下のご息女ジゼル王女殿下に再会しまして、お互いの気持ちを確かめさせていただきました。ウィリアム国王陛下にお願いがございます。ジゼル王女殿下を私の妻としていただきたい。」



