手伝うと言っておきながら、正直お礼を言ってもらえるほどほとんど何もできてない。
でも、本当に感謝してるんだっていうのは伝わってくるから……
「えっ、と、ど、どういたしまして?」
「ふっ。結々ちゃんはやっぱり他の女とは違うね」
うーん、どこでそう思ったんだろう……?
「ご飯が炊けるまで時間があるね。万弦達が起きてくるのはまだだろうし、一緒にゲームでもする?」
「えっ、ゲーム、ですか?」
「うん」
正直ゲームはあまりしたことがないんだよね……
絶対下手だと思う。
けど、してみたいな……
「は、はい、したいです」
「なら決まりだね。何のゲームにする?」
「え、えっと、わ、私ゲーム全然分からないので、明空さんが選んでほしいです」
「うん、了解。何がいいかな……」


