地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて



「あぁ。よし、話は終わりだ。わざわざすまなかったな。もう戻っていいぞ」


もう1度ちゃんとお礼を言って、教室に戻った。


自分の机に座って、教科の準備をする。


「授業が始まります。席に着いてください」


先生が入ってきたと同時に、チャイムが鳴った。


号令が終わると、いつも通り授業が始まった。





お昼休みになって、1人寂しくお弁当を食べていると……


「桜羽」

 
先生に呼ばれて、そっちを向いた。


「な、何ですか?」


「食べてる最中にすまないな。頼まれてほしいことがあるんだが、事務室に行って5限の授業で使うタブレット端末を持ってきてくれないか?先生、これから会議があってな」


それをどうして私に頼んでくるのか分からないけど……


暇だし、別にいいよね。