「今から結々は家に向かってくれ」
家……?
別館ではなく……?
「取りに行かないといけないものがあるだろ?例えば、服とか。別館には歴代姫のがいろいろあるが、結々が気に入るか分からないしな。それに、家族に話しておきたいこととかもあるだろ?もうあまり会うことは出来ないだろうからな」
確かにそうだと納得した。
両親と話すことすら思い浮かばなかった私は大概親不孝者だよね……
ごめんね、お父さん、お母さん……
「万弦、それなら護衛がいるんじゃない?」
「確かに……情報早い奴は結々のこともう知ってるかも」
「それもそうだな」
心の中で謝っていると、話が進んでいた。


