「紫堂君達は目の保養ね」
先生は先生でうっとりと紫堂さん達を見つめている。
今は英語の授業、のはずなんだけど、紫堂さん達の鑑賞会になっていた。
全く授業が進んでいない。
先生の言ってたことはこういうことだったんだ……
確かに授業になってないね。
「先生、授業を進めていただけませんか?」
そう思っていると、ついに誰かが声を上げた。
「あ、そうね。ごめんなさい。すぐに始めるわ」
先生ははっとしたような顔になり、やっと授業が始まったけど、全く授業に集中出来なかった。
ずっと女の子達が話しているし、視線もずっとこっちの方に向いている。
そして、私を睨むんだ。
その視線の鋭さが怖すぎて、先生の言ってることが頭に入らない。
この調子で大丈夫かな、私……


