「俺達が守るべき存在、それが姫だ。俺達と対立している暴走族からしてみれば、姫は俺達の弱点。だから、俺達より姫が狙われやすい。最初に言った通り、姫は俺達が守るべき存在だからな。俺達も姫を守るためにもっと強くならなければならない。姫がいるからこそ、俺達は強くなれるんだ。まぁ、姫にとっては迷惑な話だろうけどな。でも、結々を巻き込むからには全力で守る。だから、俺達に姫になってくれないか?」
私に選択肢があるんだって驚いたけど……結局、あるようでないようなもの。
この状況で断れるわけないよ……
「は、はい」
小さく頷くと、少し嬉しそうな顔をしていた。
私なんかが姫というものになって、嬉しいのかな……?
私は何も出来ないけど……


