地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて



私って面倒くさい性格してるよね……


「……着いた」


呟かれた声通り、あっという間に昨日見た部屋までたどり着いた。


私、昨日はここに迷い込んでしまったんだよね……


ほんと、方向音痴すぎるよ……


それに、紫堂さん達、主に明空さん達に迷惑かけちゃったし……


「よし、入るか」


自己嫌悪に陥っていたけど、そのまま止まるわけにもいかないから、中に入った。


「あっ、ようやく来た!待ちくたびれたよ~!」


すると、中には見知らぬ人がいた。


その人は男の人で、昨日に紫堂さん達と同じく私服を着ていた。


今は紫堂さん達も制服を着てるけど……


この人も同じ学校なのかな……?


「そういえば、こいつを呼んでたんだったな」


「すっかり忘れてた」


「久しぶりの学校で抜け落ちてたなー」


「そういえば、そうだったね」


「忘れてた……」


全員忘れてるみたいだけど、それは酷いんじゃないかな……?