地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて



暴走族だからかな……?


「よし、許可が出たな。行こう、結々」


「えっ、ど、どこにですか?」


「もちろん決まってるじゃん。別館だよー」


別館って……


紫堂さん達の縄張りだよね。


どうして、私も行かなくちゃいけないんだろう……?


それに、もうすぐ授業なのに……


断っちゃダメかな……?


「残念ながら、結々ちゃんに拒否権はないよ」


「もし拒否したら、強引に連れていくから」


「行った方がいい……」


そんな私の思考を読んだように軽く脅してくる。


もう私には行くしか選択肢は残ってないみたい。


「わ、分かりました。行きます」


「よし、ならしゅっぱーつ!」


私が答えたと同時に、紫堂さん達が動き出し、それについていく形で別館へと向かった。


「あ、あの、何でこの隊形なんですか?」