本当のことだけど、ショックを受けてしまった。
「哀は直球だなー」
否定してくれないから、この人も思ってるんだ。
当たり前かもしれないけど、それって結局貶してるのと同じだよ……
せめて、もう少しオブラートに包んでほしい。
「それより、名乗ってくれたんだから、俺達も自己紹介するべきなんじゃない?」
「まぁ、そうだな」
「確かにねー」
私がショックを受けてる中、うんうんと頷いて、こちらに全員が向き直った。
「俺はthroneの総長の紫堂万弦」
「俺はthroneの副総長の明空伊織だよ。よろしくね」
「僕はthroneの幹部の葉室哀。まぁ、よろしく」
「俺も同じくthroneの幹部の呉乃明音。名前で呼ばれんのは好きじゃないから、苗字でよろしくー」
「……真菰由良。throneの幹部」
今まで話してなかった人もちゃんと自己紹介してくれた。
……って、あれ?


