魔法のいらないシンデレラ 3

「君、大丈夫?」

誰かが走って近付いて来て、小雪のそばに跪いた。

「ちょっと見せて」
「え、あ、あの…」

戸惑う小雪に構わず、そっと右足首に触れる。

「うっ、いたっ…」

小雪が思わず顔をしかめると、ごめんとすぐに手を離した。

「かなりひねっただろ?すぐに冷した方がいい。それに肘の傷も洗わないと。立てる?」
「あ、は、はい」

肩を借りてなんとか立ち上がる。

「すみません」

そう言って顔を上げた小雪は、あっと息を呑んだ。