「ところでさ、山下。話ってのは…」
ひとしきり料理を食べた後、加藤が真剣な顔で切り出す。
「今度の人事異動で、青木課長が部長に昇進するのは知ってるだろ?」
「はい。リーダーミーティングで、総支配人がそう仰ってましたし」
「うん。それでさ、実は課長と一緒に俺も総支配人に呼ばれて打診されたんだ」
山下は頷く。
青木が部長になれば、今まで課長補佐だった加藤が課長に昇進するのは自然な事だ。
だが加藤は、予想外の事を口にした。
「俺が、部長になる青木さんの補佐をする事になった」
えっ!と山下は加藤を見る。
「そ、それじゃあ、加藤さんが部長補佐って事ですか?そんな…。青木さんと加藤さん、どっちもいなくなったら、企画広報課はいったい誰がまとめるんですか?!」
「お前だ、山下」
「なっ…?!」
山下は絶句する。
ひとしきり料理を食べた後、加藤が真剣な顔で切り出す。
「今度の人事異動で、青木課長が部長に昇進するのは知ってるだろ?」
「はい。リーダーミーティングで、総支配人がそう仰ってましたし」
「うん。それでさ、実は課長と一緒に俺も総支配人に呼ばれて打診されたんだ」
山下は頷く。
青木が部長になれば、今まで課長補佐だった加藤が課長に昇進するのは自然な事だ。
だが加藤は、予想外の事を口にした。
「俺が、部長になる青木さんの補佐をする事になった」
えっ!と山下は加藤を見る。
「そ、それじゃあ、加藤さんが部長補佐って事ですか?そんな…。青木さんと加藤さん、どっちもいなくなったら、企画広報課はいったい誰がまとめるんですか?!」
「お前だ、山下」
「なっ…?!」
山下は絶句する。



