LOVE HUNTER




本っっ当に嫌い!
やっぱりコイツ可愛くない!

何よ、意地悪大魔王じゃん。
こんなに捻くれている性格だから本しか友達がいないんだよ。
本当は偽物でもあんたの彼女になるなんて、こっちから願い下げよ。

いま一生懸命【SBO】について考えてた時間がバカみたいじゃん。



拓真は目線を外して鼻でフッと笑ったが、和葉からすると逆にそれが癪に触った。



「まっ、いいよ。イエスの返事は出来ないけど、根性だけは認めてやる。お前に最初で最後のチャンスをやるよ」

「えっ、それって……」


「放課後、予定空いてる?」

「もしかして、私とデートでもしてくれるの?」


「ま、そんな感じ」



流し目でそう伝えた拓真は先に立ち上がると、和葉の手を引っ張って身体を起こす。
背中をくるりと向けて先に階段へ降りて行き、和葉は無言のまま背中を追った。



私と付き合えないけどデートはしてくれる?

なに、ソレ。
考えが全く読めないんだけど。
まぁ子供の言う事だし、どうしても私とデートしたいって言うのなら。



階段を下る二つの足音は物静かな校舎内で鳴り響かせた。

それから拓真は別れ間際に放課後下駄箱で待つよう伝えてから、自分の教室へと帰って行った。