「グルルルルルルルル」

 そのとき、お腹が盛大に主張をし始めた。

 ナイスよ、お腹の虫たち。

 彼に対する自分の気持ちはもちろんのこと、彼とのこういうやり取りが照れ臭いし気恥ずかしい。だから、いまこのタイミングでこういうロマンチックな雰囲気をぶち壊してくれるのは大歓迎。