青春・友情
完

- 作品番号
- 1688756
- 最終更新
- 2023/01/28
- 総文字数
- 4,382
- ページ数
- 9ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,143
- いいね数
- 11
「大好き」
「私の方が!!愛してる!!」
_____ *_____*_____
親愛なる友へ捧ぐ
2023.1.27
この作品のレビュー
こんな真夜中から大泣きして、明日まぶたが腫れるのがすごく怖いけど。 そんな腫れさえも、きっと愛おしくなる。 冬野はなび氏の作品には、紡ぐ言葉には、そう思わせる優しさや温かさ、愛がふわりと注がれているので、一生大好きで宝物です。 離れていても、ここ(胸を叩く)ではずっと繋がっている。 火花は落ちて消えるけど、一緒に灯した記憶は一生心に残っているから。 この野いちごという場所で、その繊細な描写に一目惚れして冬野はなびという作家と作品に出会えたこと、大きな一生の財産です。 素敵な作品を本当にありがとうございました!
この作品の感想ノート
夏永一叶様
おはようございます。
昨日、『どうか、』を拝読いたしました。ひと晩経った今、(まだちょっと胸が熱いまま)感想を書かせてもらってます。
ところどころ偉そうな口調にきこえてしまったら、すいません……!
正直に告白しますと、プロローグだけで泣きそうになりました。
おとなになるほど、まっすぐな感情って刺さりますね……。
外見描写に頼らなくても、エミさんと叶永さんのすがたを(読んでいるぼくだけの自由さで)自然に想像できました。
性格は違くても、おたがいを思いやる気持ちは同じこと、伝わってきました。
心の感じ方くらい、すなおな言葉を交わせ合える関係性がうらやましかったし、強さに尊敬しました。
エミさんは、弱くなれたと言ってましたが、弱くなれる「強さ」ですね。
夏は、もう来ない。
それはきっと、叶永さんという存在がエミさんにとって「世界のぜんぶ」で。いままでは、ふたりが息を合わせて「さて。今年もそろそろ、私たちが出逢った『あの季節』を呼びましょうか」と、思い出のなかから夏を誘うような、そういう「世界中にありふれている特別さ」みたいなもので成り立っていたみたいでした。
表現としても珍しい言い方じゃないはずなのに。読んでいて、ずっと心に優しく響きつづけることが不思議でした。
台詞のなかで登場される早川さんも、登場しないことが「逆にイイ!」と思いました。
なんだか若すぎて眩しいです……ありもしない自分の過去の青春時代を、懐かしみたくなります。
タイトルもすてきすぎます。読点で終わっていることが、離ればなれになってしまう名残惜しさと。ふたりの物語はまだ終わらないことを教えてくれているんですよね……。
若いときは特に「今、この時間」がすべてに思っちゃいますけど。現実の時間がどれだけ流れても、ふたりの絆は風化されないでしょう。
それを遠くない未来、再会できたとき、また一緒になれるときまで、ゆっくり証明していくことになるんです。
いつか、最後の一本の線香花火に、火を点けられますように。
ふたりの世界の外側から、そっと応援させてください。
今回もすてきな物語をありがとうございました。
oKaYu*
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