その3
「国上さん!美咲ちゃんは柳の中に人間も…、男の人らしき影があると…」
「鬼島か…!ヤツがあらかじめ念じたエネルギー作用で、美咲さんへ発動してるんだ。…奈緒子さん、彼女がカプセルを掘らされたら手紙を破らせよう。ここからは囁きではなく、感情を込めてください!美咲さんの体に触れ揺すりながら訴えるんです」
「はい…」
奈緒子は国上の言われるままモードチェンジして、美咲の正面に膝を立て、そして彼女の両肩を強く両の手で握った。
「そうです。奈緒子さん、自分は誰なのか名乗ってそばにいる、一緒だと告げるんだ。そっちにいる彼女に、こっち現実実感を皮膚感覚で伝える気持ちで頼みます!」
「わかりました!…美咲ちゃん…、私は野坂先生よ!あなたのすぐそばよ。一緒なのよ。だから…」
奈緒子は深夜に関わらず、俄然かなり大きい声で美咲に訴えかけた。
それは心の底から、この思い届けとばかり…。
***
「ナムソカナンザラ、ハマラニハラマ…」
一方の国上はベッド下で、念珠を握りながら祈祷を再開した。
だがほどなく…、スカイプの向こうから、ケースの中の異常を知らせる、鷹屋かの緊迫した声が届く。
***
”バリバリバリ…”
「来たか…!国上さん、ケース内が反応してる!カプセルが何やら音を響かせて振動してる…」
「鷹山さん、振動はくびれ柳に残存滞留している負気の発動と共振してるんだ。ケースの中の臨界点は煙が出た時点になる。そこを抑えてくれ!」
「わかった!濃塩水はいつでもコックにぶっ込める。炎上か揮発破壊が起こったら即連結しますよ!」
「頼みます。今、美咲さんは奈緒子さんの意識を受容している。並行して私が彼女を通じて念じ届けている。くびれ柳に流化軌道を植え付けた鬼島の気道をけん制して、彼女に奴の導き挙断させる」
「では、こっちとの連振を遮断し続ければ、丸島さんと気より格段に鬼島の負気パワーは劣るはずですね!」
「そう言うことになる。タイミングを見て美咲さんに通電ショックを与え、彼女の意思で鬼島の導きを断たせます。おそらくその前後が臨界点だ」
「承知しました、国上さん…」
スカイプを通し、二人は最終確認し合った。
「国上さん!美咲ちゃんは柳の中に人間も…、男の人らしき影があると…」
「鬼島か…!ヤツがあらかじめ念じたエネルギー作用で、美咲さんへ発動してるんだ。…奈緒子さん、彼女がカプセルを掘らされたら手紙を破らせよう。ここからは囁きではなく、感情を込めてください!美咲さんの体に触れ揺すりながら訴えるんです」
「はい…」
奈緒子は国上の言われるままモードチェンジして、美咲の正面に膝を立て、そして彼女の両肩を強く両の手で握った。
「そうです。奈緒子さん、自分は誰なのか名乗ってそばにいる、一緒だと告げるんだ。そっちにいる彼女に、こっち現実実感を皮膚感覚で伝える気持ちで頼みます!」
「わかりました!…美咲ちゃん…、私は野坂先生よ!あなたのすぐそばよ。一緒なのよ。だから…」
奈緒子は深夜に関わらず、俄然かなり大きい声で美咲に訴えかけた。
それは心の底から、この思い届けとばかり…。
***
「ナムソカナンザラ、ハマラニハラマ…」
一方の国上はベッド下で、念珠を握りながら祈祷を再開した。
だがほどなく…、スカイプの向こうから、ケースの中の異常を知らせる、鷹屋かの緊迫した声が届く。
***
”バリバリバリ…”
「来たか…!国上さん、ケース内が反応してる!カプセルが何やら音を響かせて振動してる…」
「鷹山さん、振動はくびれ柳に残存滞留している負気の発動と共振してるんだ。ケースの中の臨界点は煙が出た時点になる。そこを抑えてくれ!」
「わかった!濃塩水はいつでもコックにぶっ込める。炎上か揮発破壊が起こったら即連結しますよ!」
「頼みます。今、美咲さんは奈緒子さんの意識を受容している。並行して私が彼女を通じて念じ届けている。くびれ柳に流化軌道を植え付けた鬼島の気道をけん制して、彼女に奴の導き挙断させる」
「では、こっちとの連振を遮断し続ければ、丸島さんと気より格段に鬼島の負気パワーは劣るはずですね!」
「そう言うことになる。タイミングを見て美咲さんに通電ショックを与え、彼女の意思で鬼島の導きを断たせます。おそらくその前後が臨界点だ」
「承知しました、国上さん…」
スカイプを通し、二人は最終確認し合った。



