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「よし、準備完了!」


玄関の鏡の前で身だしなみを整えて、大きく頷く。


大丈夫。昨日つくったチョコマフィンも持ったし、きっと上手くいく。


藤堂先輩に喜んでもらうんだ。


「いってきます!」


いつもより少し大きな声でお母さんに告げてから、学校へと向かった。





学校に到着し、いつも通り授業を受けて四限目。次は昼休みだ。


隣でノートをとっている蒼くんとは、あれ以来ぎこちない空気が流れてあまり話せていない。


蒼くん…今日告白するのかな。なんて、いつまでも蒼くんに気をとられてちゃダメよね。