放課後になると,私は不安で一杯だったことに気がついた。
今日……亜季と一言も喋ってない。
告白すると言うのだから,亜季の顔すら見ていない。
同じクラスなのに。
亜季はきっと,ずっと前から私の気持ちなんてお見通しで。
それなのに,あんな風に約束をした亜季はちょっぴりずるくもあって。
もう,何に起因するどきどきなのか,全く分からなくなっちゃうんだ。
カバンで隠すように手を入れて,自分のチョコレートを見つめる。
チョコを溶かして,元の固形に戻しただけ。
私がしたことを思い返せば,そんな切ない説明になった。
今日は,渡すのやめようかな……
今からでも作り直して,後日にするべきかな……
もう中3なのに,こんな小学生みたいなチョコを渡して,幻滅されたくない。
今日……亜季と一言も喋ってない。
告白すると言うのだから,亜季の顔すら見ていない。
同じクラスなのに。
亜季はきっと,ずっと前から私の気持ちなんてお見通しで。
それなのに,あんな風に約束をした亜季はちょっぴりずるくもあって。
もう,何に起因するどきどきなのか,全く分からなくなっちゃうんだ。
カバンで隠すように手を入れて,自分のチョコレートを見つめる。
チョコを溶かして,元の固形に戻しただけ。
私がしたことを思い返せば,そんな切ない説明になった。
今日は,渡すのやめようかな……
今からでも作り直して,後日にするべきかな……
もう中3なのに,こんな小学生みたいなチョコを渡して,幻滅されたくない。



