スウィートメモリー💝

ーキーンコーンカー~……

4時間目になって,ようやく意識が日常に戻ったらしい。

終了の音に,私はハッと顔をあげた。

担当の先生も,パタンと名簿を閉じる。

この後は給食と,昼休みだ。

何となく,他の休憩時間には無かった色めきを感じて,私は周りを見渡した。

見ると女の子が何人か所々で集まって,楽しそうにはしゃいでいる。

不思議になって,私は1人首をかしげたのだった。