そんな寂しい気持ちを消し去るように本に没頭する。
この本によると日本三大随筆にも選ばれている枕草子は、今で言うブログ記事みたいなものらしい。
趣のある事について書かれていたり、当時清少納言が仕えていた宮中での事について書かれていたり、自然の事について書かれていたり。
原文とその下に書かれている現代語訳を比べながら、意外と清少納言は性格が悪かったんじゃないかって思ったりした。
でもそれはもしかしたらそれ程当時の事柄を清少納言が鋭く切り取っているからで、白黒はっきりと自分の気持ちを書き出している枕草子は読んでいてとても面白かった。
これは嫌い、これは好き、これは良い。
はっきりとしているその感情たちは確かに、現代のわたし達にも通じるものがある気がする。
人の容姿に対してマイナスな事を書いたり、かと思えば有名な“春はあけぼの”の様に普通の感性では気づけない事を書いたりする。
初めてこういう本を読んだけれどとても楽しくて没頭して読んでしまい、気が付けば閉館の19時になっていた。



