キミと世界が青めくとき 【完】


次の日聞いた話によると、わたしが広大と帰った日も先輩は図書室へと来たらしい。



「何してたんですか?」と聞いたわたしに先輩は「いつも澄が座ってるところに座って外を見てた」と言った。

果たしてその行動に何の意味があるのかさっぱりだったけれど、疑問に首を傾げるわたしを見て先輩はいつものように優しく微笑んだ。




「普段と少し見る角度を変えるだけで世界は一気に変わるんだよ」



と。






梅雨明けのニュースが流れたのは、それから五日後の事だった。