キミと世界が青めくとき 【完】


梅雨の季節や天気が良くない日は、渡り廊下のベンチではなく教室でお弁当を食べているわたしは今日も今日とて一人きり。



「一緒にお昼食べよう」と一言いえば、きっと誰かしらは頷いてくれるのだろうけど自分から歩み寄るという事がどうも苦手なわたしは高校二年生にもなってまだ、友達がいない。

かといってイジメられている訳でもないし、話しかければ普通に話してくれるクラスメイトだけど、やっぱりクラスメイトは凛の事も知っているから気まずく感じてしまう。


気まずい、というのはつまり、恥ずかしいという事で。


明るくて友達も多くて、いつも周りに人が溢れている凛と血の繋がった姉がこんな暗い人なの?ってクラスメイトの目が言っていると思い込んでしまう。

だからわたしはクラスメイトと話すことが怖いし、恥ずかしい。



今日も甘い玉子焼きを口に入れて、窓の向こうの止みそうにない雨を眺めていた。