「それじゃあ、また明日」 夕陽に照らされた先輩の左側と影になった右側。整った顔立ちと相まって芸術品の様なその姿に息を飲んだ。 立ち上がり、カメラを手に図書室を後にする先輩の後ろ姿を見るのは少しだけ切なくて、胸がドキドキした。 それはたぶん、恋とかじゃなくて。 “明日"という言葉に、感想ノートと同じように楽しみだっていう感情が湧きつつある、のだと思う。