キミと世界が青めくとき 【完】


先輩が撮った写真からは彼が嫌々この写真を撮ったという思いは感じなかった。

知春先輩が写真を撮ることが好きなのだとちゃんと伝わる。


それだけで先輩の言いたい事がなんとなく伝わるような気がする。




写真を撮ることが好きな知春先輩と、本を読む時間が好きなわたし。


同じように好きなものがあって、わたしも先輩の好きなものを否定したくないと思うし先輩もわたしの好きなものを否定したりしない。

だから他の人みたいに「飽きないの?」とか「本ばっか読んでないで」とか「暗くてキモイ」とか先輩は言わない。



だからだろうか。



わたしは知春先輩という人にすごく安心した。


この人はわたしの世界を否定しないと、そう確信したんだ。