キミと世界が青めくとき 【完】




図書室に行く足取りはいつもより軽い。

というより速い。


それは先輩に聞きたい事がある上に雑用を任され足止めをくらったせいでもある。


最早小走りで図書室へと向かっていたわたしは、目的の図書室が見えた時には走っていた。



先輩がいたらまず、何て言おうか。

聞きたい事もあるし、広大と仲直り出来た事も報告したい。


それで─────、




「──────橘先輩って変わってますね」





先輩にまず何を話そうかと考えて図書室のドアに手を掛けた時に聞こえてきた声にわたしの動きと思考は停止する。




「双子ですけどわたしの方が可愛いし、お洒落だし、きっと話していて楽しいですよ?」




その声が、凛のものだったから。