朝から曇りだったせいかお昼頃になるとポツポツと雨が降り出して今日は教室でお昼を食べることになった。

今日も先輩が来てくれるかはわからなかったけれど、もしも晴れていたらまた先輩と一緒にお弁当を食べたいと思っていたから少し凹んだ。



お弁当のおかずをつまみながら、窓の外を見ればどんよりとした雨雲は空一面を覆っていて憂鬱になる。

窓を打ち付ける雨粒もどんどんと激しを増しているし、この後も雨は止みそうにない。



「はぁ⋯」



自然と出たため息に、心がザワついた。