帰りの電車の中では、お互いあまり会話を交わさなかった。 海で泳いだわけではないのに何故か疲れ果ててしまったから。 だけどそれは気疲れとかそういう類のものではなく、楽しかったからこその疲れで。 会話がなくても気まずさを感じないのは、きっと知春先輩だからだと思う。 すっかり暮れた外の景色を眺めながら、そんな事を思っていた。