「じゃあね、茉優ちゃんっ!」
「うん、気を付けて帰ってね。葉月。」
「茉優ちゃんこそっ!」
葉月とチョコを買った翌日……つまり、バレンタイン当日。
今日はいつも以上に上の空で、気が付けばもう放課後になっていた。
……実を言うと、昨日は全く寝ていない。
緊張と不安と、恐怖で。
今まではチョコをあげるだけだったけど、今回は告白する。
葉月は確か、もうあげたって言ってたような……。
私はどうせ家に帰ってからでも間に合うから、今から家に帰って作る。
今日やひは部活が長引くらしいから、もってこいだし。
葉月と別れて、家路につく。
毎年カップケーキやらクッキーやら作っていたけど、今年はハートをかたどったチョコを作るつもり。
意外にもやひは甘いのが好きだから、スタンダードなミルクチョコで作る。
何も面白味がないチョコだけど、これが一番いい伝え方だろう。
悶々と考えながら、やひについて考える。
今日でやひとの関係が変わると思ったら、やっぱり怖い。
「うん、気を付けて帰ってね。葉月。」
「茉優ちゃんこそっ!」
葉月とチョコを買った翌日……つまり、バレンタイン当日。
今日はいつも以上に上の空で、気が付けばもう放課後になっていた。
……実を言うと、昨日は全く寝ていない。
緊張と不安と、恐怖で。
今まではチョコをあげるだけだったけど、今回は告白する。
葉月は確か、もうあげたって言ってたような……。
私はどうせ家に帰ってからでも間に合うから、今から家に帰って作る。
今日やひは部活が長引くらしいから、もってこいだし。
葉月と別れて、家路につく。
毎年カップケーキやらクッキーやら作っていたけど、今年はハートをかたどったチョコを作るつもり。
意外にもやひは甘いのが好きだから、スタンダードなミルクチョコで作る。
何も面白味がないチョコだけど、これが一番いい伝え方だろう。
悶々と考えながら、やひについて考える。
今日でやひとの関係が変わると思ったら、やっぱり怖い。