私が精一杯思いを込めて言うと、長い沈黙の後、君は言った。
「わかった。」と。
君の声が少し沈んでいたようなそんな気がしたけど、でも私はそれに気づかないふりをした。
「ありがとう。じゃあ、さようなら。」
私はそう言って電話を終えた。
時間は約5分。
窓の外に目を向ければいつのまにか、空には青空が広がっていた。