日帰りじゃなくて、一泊とか二泊とか出来たらいいな。
……あぁでも、そうすると旅費がヤバいか……。
良いところのホテルとか旅館だと、それだけで数万かかるよな。
それって、今までは全部サイトの収益でまかなってきてたんだろうか?
それとも会費?とかがあって、その都度 集金とか?
んー……よくわからない。
そのへんはあとで先輩に確認してみよう。
と思った時に、握りしめたままだったスマホに電話がかかってきた。
画面には透の名前が表示されている。
「はいはい、俺です」
『あぁ裕翔? メッセ見たよ。 先輩の様子はどう?』
「んーちょっと苦しそうではあるけど、静かに寝てるから多分 大丈夫」
『そっか。 このあと神代先輩と梨乃先輩がそっちに向かうから、裕翔はしばらくそこで待ってて。 あぁそういえば……先輩たちは桜井先輩の体調不良には気づいてたみたい。 俺が裕翔からのメッセージを伝えたら「やっぱり」って言ってたから』
「え、そうなんだ?」
『うん。 当たり前のように受け止めてた』
さすが神代先輩、気づいてたんだ。
でもまさか、梨乃先輩も気づいてたとは。
つーか具合悪いのを知ってて桜井先輩を買い出しに行かせるとか鬼かよ。
……いや、スーパーの近くに先輩の家があったから、帰らせるためにわざと送り出したのか?
で、倒れることを見越して俺を一緒に行かせた?
……どっちにしろ鬼だな。
結局 俺がメチャクチャ苦労したわけだし。



