若旦那様の憂鬱

やっと本日の業務も終了し旅館を後にする。

気付けば、昼にポケットに潜ませた花の差し入れの饅頭一つで乗り切った。

はぁーと深いため息を吐いて、
そのまま花の迎えにと車を走らせる。

時刻は7時50分、8時ぐらいに終わだろうと言っていたから丁度良いタイミングかもしれない。
時間があれば、ホテルで何か食べればいい。

花はきっと、同級生にモテはやされているだろうな。
あんな可愛いと多分、誰かの目に留まるのは必然だ。

はぁー、厄介だな…そう思うと憂鬱になる。

今まで変な虫が付かなかった事自体が奇跡なのかもしれないが。