若旦那様の憂鬱

それからは本当に無我夢中で…、
柊生から与える快楽に耐えながら、
逆らう事も抗う事も出来ず…

気付いた時には後ろから抱きしめられて眠っていた。

えっ⁉︎と思う…。

すごく深く眠ったような…
それでいて短い時間の様な……。

シャツだけ着させてくれた様でちょっとだけホッとする。

夢じゃ無いよね……
そう思いながら身体を少し動かすと、
下腹部に重い痛みを感じ赤面する。

柊君は痛くなかったんだろうか、
と少し心配になる。
慣れない私で大丈夫だった?

お腹に回された腕をちょっとずつ動かして、
半回転して向かい合う。

「わっ!」

寝てるだろうと思ったのに目が合ってびっくりして飛び退く。

少し緩められていた腕がギュッと抱きしめられ、素肌の柊生の胸に押し付けられて固まる。

「大丈夫だったか?
無理させたよな……。
ごめん…夢中になり過ぎた。痛たかったか?」

そっと見上げると、心配症の顔をして花を見守る柊生がいて…。

「…だ、大丈夫、だよ…。」
花は柊生を安心させるように少し微笑む。

「…柊君は?…痛くなかった?大丈夫?」
花は逆に柊生に聞く。

「俺は気持ちいだけだから……
こんな時まで気を遣わなくていい。」
そう言って、花の髪を優しく梳く。

「お腹は空いたか?…何か食べる?」
どこまでも優しく、花に聞く。

「少しだけ……今、何時?」

「13時。…花がこのまま目を覚まさなかったらどうしようって本気で心配した…。」

フーッと深いため息を吐いて柊生が苦笑いする。