若旦那様の憂鬱

「どこかに食べに行くの?」
花が小さく聞いてくる。

「そのつもりは無かったけどアイツをかわす口実だ。せっかくだからどこか食べに行くか。」
そう言って笑って並んで歩く。

「後、ついでに服買おう。」

「服?」
花が首を傾げる。

「スカートが気になって仕方がない。」
本音を訴えて花にクスクス笑われる。

「変な目で見るエロ親父の集まりだと思った方が良い。」
そう言って、花に真剣さを伝える。

「はーい。」
と可愛く返事をしながらも、クスクス笑いが止まらない花の背中を押して、階段を降り外に出る。