「ブルルルル」

 鼻を鳴らす音ともに、左頬をフニフニされた。

 ルーナである。彼女が鼻を押し付けてきている。

「さらなる驚きだ」

 フランコがつぶやいた。

「ありがとう、ルーナ。ルーポもありがとう」

 右手でルーポを、左手でルーナを、鼻筋をなでる。

「ルーナ、ルーポとともにお友達になってね」
「ブルルルル」

 彼女の耳がユラユラした。

 彼女は、「もちろん」と答えてくれたのだ。

「ありがとう、ルーナ」

 とってもやさしいレディだわ。