「ナオ・バトーニです。どうかナオと呼んでください。この国じたいはじめてなので、いろいろ教えて下さい」
「お任せください、ナオ様」
「ところで、いまは朝、ですよね?」
恐る恐る尋ねてしまった。
昨夜、フランコがみずからこの部屋に案内してくれた。
結局、昨夜は遅くて彼女に会うことが出来なかった。
待っていてくれただろうから申し訳ないと思いつつ、部屋に入った。そして、あまりの豪華な部屋だったので驚き、見てまわった。
トランクに入っている服をクローゼットに運ぼうかな、とまではかんがえた。
でも、その前に寝台の寝心地を確かめてみようと……。
ハッと下を見下ろした。
わーっ!やってしまった。
お気に入りの、というよりかは数少ないお姉様のお古のドレスのまま眠ってしまった。
そういえば、一度目が覚めたような気がする。
暗かったので、まだ夜が明けていなかったに違いない。
肌寒いと思って、布団に潜り込んだ気がする。
そうよね。カーテンだって開けたままだし……。
「お任せください、ナオ様」
「ところで、いまは朝、ですよね?」
恐る恐る尋ねてしまった。
昨夜、フランコがみずからこの部屋に案内してくれた。
結局、昨夜は遅くて彼女に会うことが出来なかった。
待っていてくれただろうから申し訳ないと思いつつ、部屋に入った。そして、あまりの豪華な部屋だったので驚き、見てまわった。
トランクに入っている服をクローゼットに運ぼうかな、とまではかんがえた。
でも、その前に寝台の寝心地を確かめてみようと……。
ハッと下を見下ろした。
わーっ!やってしまった。
お気に入りの、というよりかは数少ないお姉様のお古のドレスのまま眠ってしまった。
そういえば、一度目が覚めたような気がする。
暗かったので、まだ夜が明けていなかったに違いない。
肌寒いと思って、布団に潜り込んだ気がする。
そうよね。カーテンだって開けたままだし……。