「廃村になってたらお祭りだってやってないんじゃないの?」
「だよな。でもあいつらが行った村はきっとここで間違いないと思う。女将さんのあの態度見ただろ? なにかを隠したがってるみたいだった」
岡山県の黒い歴史がきっとそのミチ村にあるのだ。
ゴーサマよりももっと過激で恐ろしい祭りが存在しているかもしれない。
「廃村なのに、行ってみるの?」
智香はあまり乗り気ではないようでさっきから顔をしかめている。
他にも「みち」のつく地名があるんじゃないかとずっと考えているのだ。
確かにミチ村については気になるけれど、廃村になっているのなら除外してもよさそうだ。
しかし隣に座る裕貴はなにか確信を持っているような顔つきでスマホ画面を見つめている。
「とにかく、今日はこのミチ村に行ってみよう。いいな?」
「うん。わかったよ」
智香は渋々頷いたのだった。
「だよな。でもあいつらが行った村はきっとここで間違いないと思う。女将さんのあの態度見ただろ? なにかを隠したがってるみたいだった」
岡山県の黒い歴史がきっとそのミチ村にあるのだ。
ゴーサマよりももっと過激で恐ろしい祭りが存在しているかもしれない。
「廃村なのに、行ってみるの?」
智香はあまり乗り気ではないようでさっきから顔をしかめている。
他にも「みち」のつく地名があるんじゃないかとずっと考えているのだ。
確かにミチ村については気になるけれど、廃村になっているのなら除外してもよさそうだ。
しかし隣に座る裕貴はなにか確信を持っているような顔つきでスマホ画面を見つめている。
「とにかく、今日はこのミチ村に行ってみよう。いいな?」
「うん。わかったよ」
智香は渋々頷いたのだった。



