「崖下のあいるが自由になったんだ! だから祭りで禁忌を犯した人間じゃなく、ちゃんとした目的を持って行動を始めた! 俺たちはあいつにとって復讐の相手だったのに!」
叫ぶ大田が次の瞬間倒れ込んだ。
アナウンサーが駆け寄り、カメラが大田の顔をアップにする。
白目を向いて泡を吹く大田の顔に智香が小さく悲鳴をあげて視線をそむけた。
心臓が早鐘のように打っていて、呼吸が苦しい。
吐き気もする。
「嘘だろ……」
裕貴が絶望的な声でつぶやいた。
自分たちがフクロダキを復活されてしまったのか?
目的を明確にすることができたフクロダキにとって、真一の存在はどうでもよくなった。
フクロダキにとって重要なのはミチ村の人たちだから……。
一瞬大田の顔が写ったかと思うと大幅に画面がカットされ、またアナウンサーが映し出される。
今度はアナウンサーは真っ青になり、マイクを持つ手が震えていた。
「たった今、ミチ村で11人めの不審死がありました――」
フクロダキの復讐は10人を越えて、再現なく広がり始めていたのだっ
た……。
END
叫ぶ大田が次の瞬間倒れ込んだ。
アナウンサーが駆け寄り、カメラが大田の顔をアップにする。
白目を向いて泡を吹く大田の顔に智香が小さく悲鳴をあげて視線をそむけた。
心臓が早鐘のように打っていて、呼吸が苦しい。
吐き気もする。
「嘘だろ……」
裕貴が絶望的な声でつぶやいた。
自分たちがフクロダキを復活されてしまったのか?
目的を明確にすることができたフクロダキにとって、真一の存在はどうでもよくなった。
フクロダキにとって重要なのはミチ村の人たちだから……。
一瞬大田の顔が写ったかと思うと大幅に画面がカットされ、またアナウンサーが映し出される。
今度はアナウンサーは真っ青になり、マイクを持つ手が震えていた。
「たった今、ミチ村で11人めの不審死がありました――」
フクロダキの復讐は10人を越えて、再現なく広がり始めていたのだっ
た……。
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