その声は子供のものだと素直に言えばよかったのに、家族はそれすらも隠してしまった。
子供を長年家に閉じ込めていたとわかるのが怖かったし、子供はすでに病死してしまったのだと周囲には伝えていたからだ。
家族たちにもどうしようもない噂が流れ始めて数ヶ月たったある日のこと、突然の熱風でフクロダキは目を覚ました。
そして目の前までオレンジ色の炎が迫ってきていることに気がついて驚愕する。
「怪物は死ね! 妖怪は死ね!」
炎のゴオゴオという音に混ざって外から村人たちの声が聞こえてくる。
それが自分のことを指しているとは思いもよらずにフクロダキは叫んだ。
「助けて! 助けて!!」
か細い子供の声に気がついたのは1人の女性だった。
「怪物でも妖怪でもない、子供がいる!」
その瞬間外はざわめき、消火活動が始まった。
鍵のかかった狭い部屋から出てきたフクロダキに、村人たちは絶句した。
6つめの指はさることながら、炎にあぶられてただれた肌は言葉を失うほどに見苦しい。
「なにしてるの。早く先生に見せないと!」
「あ、あぁ、そうだな」
子供を長年家に閉じ込めていたとわかるのが怖かったし、子供はすでに病死してしまったのだと周囲には伝えていたからだ。
家族たちにもどうしようもない噂が流れ始めて数ヶ月たったある日のこと、突然の熱風でフクロダキは目を覚ました。
そして目の前までオレンジ色の炎が迫ってきていることに気がついて驚愕する。
「怪物は死ね! 妖怪は死ね!」
炎のゴオゴオという音に混ざって外から村人たちの声が聞こえてくる。
それが自分のことを指しているとは思いもよらずにフクロダキは叫んだ。
「助けて! 助けて!!」
か細い子供の声に気がついたのは1人の女性だった。
「怪物でも妖怪でもない、子供がいる!」
その瞬間外はざわめき、消火活動が始まった。
鍵のかかった狭い部屋から出てきたフクロダキに、村人たちは絶句した。
6つめの指はさることながら、炎にあぶられてただれた肌は言葉を失うほどに見苦しい。
「なにしてるの。早く先生に見せないと!」
「あ、あぁ、そうだな」



