待ち合わせ場所に裕貴を見つけた瞬間陽太は笑顔で駆け出した。
「裕貴くん、おはよう!」
抱きついてくる陽太を抱きしめてそのまま抱っこして立ち上がる裕貴。
この夏に入ってからしょっちゅうふたりを引き合わせているかあ、すっかりなれたものだった。
「陽太、また少し背が伸びたか?」
「本当に!?」
数日でそこまで変化があるわけじゃなくても、陽太にこう言えば夜転ぶことを知っている。
姉のいる陽太は早く大人になりたがっているのだ。
「体重も重たくなったなぁ。もう少しで追い抜かれそうだ」
大げさな裕貴の反応にも陽太は素直に喜んでいる。
「ごめんね、今日も陽太が一緒で」
なかなかデートらしいデートができなくて申し訳ない気分になる。
しかし裕貴は気分を害した様子もなく無邪気に陽太と笑い合っている、
本当に子供が好きみたいだ。
陽太は裕貴に抱っこされて上機嫌なまま、3人で市民プールへ向かった。
待ち合わせ場所からプールまでは10分ほどだけれど、真夏日が続く中では歩くのも大変だ。
「陽太、そろそろ降りてあげなよ」
「裕貴くん、おはよう!」
抱きついてくる陽太を抱きしめてそのまま抱っこして立ち上がる裕貴。
この夏に入ってからしょっちゅうふたりを引き合わせているかあ、すっかりなれたものだった。
「陽太、また少し背が伸びたか?」
「本当に!?」
数日でそこまで変化があるわけじゃなくても、陽太にこう言えば夜転ぶことを知っている。
姉のいる陽太は早く大人になりたがっているのだ。
「体重も重たくなったなぁ。もう少しで追い抜かれそうだ」
大げさな裕貴の反応にも陽太は素直に喜んでいる。
「ごめんね、今日も陽太が一緒で」
なかなかデートらしいデートができなくて申し訳ない気分になる。
しかし裕貴は気分を害した様子もなく無邪気に陽太と笑い合っている、
本当に子供が好きみたいだ。
陽太は裕貴に抱っこされて上機嫌なまま、3人で市民プールへ向かった。
待ち合わせ場所からプールまでは10分ほどだけれど、真夏日が続く中では歩くのも大変だ。
「陽太、そろそろ降りてあげなよ」