リュミエールは自分の胸の中に問いかける……今だけではなく、彼とこの先どうして行きたいのか。
レクシオールは、あの日自分の事をあの家から救い出してくれた。
つらく当たる家族達から引き離し……リュミエールに暖かい居場所や食事を与えてくれて、してもしきれない感謝の気持ちが胸の中にある。
でもそれだけではないと思う……ふとした時に見せる自然な笑顔や、自分を犠牲にしてでも周りの人の為に尽くす気高さや、たまに見せる優しい気遣い……。
(そうよね……私は彼が、きっと好きなのよね)
彼のそんな所に惹かれている自分がいる事をはっきりと認識して安心し、リュミエールは決意とともに頷く。
(……話して下さい。私、レクシオール様を隣で支えていきたいんです……彼と一緒に幸せになりたい。彼がこの先一人になろうとしても、絶対に私だけは傍に……いますから!)
(そうか……ありがとう)
小公爵のブルーアイが柔らかく瞬き、彼の小さな両手がリュミエールの手のひらを挟んだ。
レクシオールは、あの日自分の事をあの家から救い出してくれた。
つらく当たる家族達から引き離し……リュミエールに暖かい居場所や食事を与えてくれて、してもしきれない感謝の気持ちが胸の中にある。
でもそれだけではないと思う……ふとした時に見せる自然な笑顔や、自分を犠牲にしてでも周りの人の為に尽くす気高さや、たまに見せる優しい気遣い……。
(そうよね……私は彼が、きっと好きなのよね)
彼のそんな所に惹かれている自分がいる事をはっきりと認識して安心し、リュミエールは決意とともに頷く。
(……話して下さい。私、レクシオール様を隣で支えていきたいんです……彼と一緒に幸せになりたい。彼がこの先一人になろうとしても、絶対に私だけは傍に……いますから!)
(そうか……ありがとう)
小公爵のブルーアイが柔らかく瞬き、彼の小さな両手がリュミエールの手のひらを挟んだ。



