好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「これがコスプレした写真」



恥ずかしさを必死で抑えながら、私は最上くんにコスプレした自分の写真を見せた。


なんて言われるだろうか。

気持ち悪いって言われるのかな。

変な趣味、って言われるのかな。

そう言われてしまったら、嫌、だなぁ……。


写真を見せたのはいいけど、最上くんの反応が怖くて仕方がない。

ちらりと最上くんを見れば、スマホの画面を見たまま固まっている。


やっぱり、引くよね……。



「萌音」

「……はい」

「どこに萌音がいるの?」

「え?」



最上くんはスマホと私を交互に見つめる。

ぽかん、としている様子の最上くんに、私がぽかんとする。



「この写真の女の子、萌音じゃない。髪の色が違う。髪の長さも違う」

「……」



そりゃそうだよ。

銀髪で腰よりも長い髪のネネになるためには、ウィッグというものを被らなきゃいけない。

私は最上くんの天然ぶりに呆れてしまう。