好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「も、最上くん……?」

「俺は友達だと思っていた」

「え?」

「萌音は違うの?」



最上くんは少し怒っている様子だった。

声もいつもより少し低く感じる。

それは、私が最上くんのことを友達だと思っていなかったから……?

友達になりたい、と、友達は違う。

最上くんは私のこと、友達だと思ってくれていたってこと……?


嬉しい。

最上くんは怒っているのに、私は嬉しくなってしまった。


友達。

その言葉に涙腺が弱くなる。

潤んでいく瞳。

自分の目が熱くなっているのが分かる。



「なんで泣いてるの?」



気が付けば、私は涙をこぼしていたらしい。

最上くんの右手がそっと、私の涙に触れる。

まっすぐに私の目を見てくれる最上くんにドキドキしながらも、口を開く私。