好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「ち、違うの！　今のは、忘れて……っ」



慌てて弁解しようとする私をみて、東雲さんは笑った。

その笑顔は、今まで見たことのないような東雲さんの笑顔。

楽しそうに笑うその表情は可愛いと思った。

お腹を抱えて笑う東雲さんに、私はぽかんと口を開ける。



「滝沢さん、私にコスプレ勧誘してる？」

「いやっ。そんなつもりは……っ。なくもない、けど」

「私、こう見えて、実はアニメ詳しいんだよね」

「えっ。そうなの⁉」



意外な事実をここで知った私。

東雲さんはアニメとかそういうものに興味は全くないと思っていた……。



「シュウくんを好きになった理由も、アニメのヒーローに似ていたからなんだよね」

「えっ⁉」

「【転生したらイケメンに溺愛されました】ってアニメ、知ってる？」

「うんっ！　私もそのアニメ好き！」

「本当⁉　シュウくんって、アニメのシュウに似てると思わない⁉」

「似てるっ！」