好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「萌音……っ。なにして、」

「やっぱり!」

「え?」



私は最上くんの前髪を押さえたまま、左手で最上くんの手からスマホを奪う。

左手でシュウの画像を勢いよく検索する私。

検索した画像を最上くんの顔の横に並べる。



「シュウだ!」



やばいっ。

やばい、やばいっ!



興奮がおさまらない私に最上くんは戸惑うばかり。

そんな最上くんにスマホの画像を見せる。



「ほら! 最上くんってシュウに似てるのっ!」

「え……」

「本当に似てるよ! 前髪かきあげていた方がかっこいいよ!」



私のヘアピン貸してあげる!

なんなら、つけてあげる!

リアルシュウが目の前にいるよ!



「シュウだーっ! すごいっ!」

「……萌音」

「はいっ! なんでしょう!」

「手、離して」



そう言った最上くんは、完全に不機嫌そうだった。

お、怒ってる……?