好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

東雲さんたちとの出来事があった日から、1週間。

相変わらず東雲さんたちは、私を見てはコソコソ話している。

だけど、私はできるだけ気にしないようにしている。



「萌音。今日のお昼ご飯一緒に食べよ」

「うん。いいよ」



最上くんが誘ってくれる。

それに恭介だって。



「んじゃあ、俺も一緒に食べる」



って、言ってくれるから。

瑞樹くんは相変わらずだけど……。

そんなことを思いながら始まる昼休み。



「うわぁ。滝沢さんって、シュウくんたちの弱みでも握っているのかなぁ?」



そんな声が教室の隅から聞こえる。

私が最上くんと一緒にいるところを見ると、東雲さんはいつも嫌な言葉を言ってくる。

弱みなんか握ってもいないし、私は最上くんに誘われたから行くだけなのに。


そんなことを思いながら、お昼ご飯を食べに向かおうと席を立つ。

ここは無視するしかないんだ……。