「爆弾はもう解体された。任務は失敗。さあ、俺と一緒に来てもらおうか?」
桜士がそう言うと、イエティは冷たい表情から一転してまた楽しげな笑みを浮かべる。そして、黒いパンツのポケットに片手を突っ込み言った。
「あの構成員は別にどうなってもいいけど、俺は捕まるわけにはいかないんだよね〜。だから、バイバイ!」
桜士は慌てて発砲されることも恐れずイエティに飛び掛かろうとしたものの、それよりも先にイエティがポケットから丸い玉のようなものを取り出し、地面に投げつける方が早かった。辺りには真っ白な煙が舞い始め、吸ってはならないと桜士は口と鼻をハンカチで押さえ、息を止める。
「お兄さん、楽しかったからまた遊ぼうね?」
イエティはそれだけを言い、煙の中へと姿を消してしまった。
イオンモールでの爆弾は、誰にも騒がれることもなく解体された。だが、爆弾を仕掛けたCerberusの構成員は逮捕することができなかった。
桜士がそう言うと、イエティは冷たい表情から一転してまた楽しげな笑みを浮かべる。そして、黒いパンツのポケットに片手を突っ込み言った。
「あの構成員は別にどうなってもいいけど、俺は捕まるわけにはいかないんだよね〜。だから、バイバイ!」
桜士は慌てて発砲されることも恐れずイエティに飛び掛かろうとしたものの、それよりも先にイエティがポケットから丸い玉のようなものを取り出し、地面に投げつける方が早かった。辺りには真っ白な煙が舞い始め、吸ってはならないと桜士は口と鼻をハンカチで押さえ、息を止める。
「お兄さん、楽しかったからまた遊ぼうね?」
イエティはそれだけを言い、煙の中へと姿を消してしまった。
イオンモールでの爆弾は、誰にも騒がれることもなく解体された。だが、爆弾を仕掛けたCerberusの構成員は逮捕することができなかった。

