桜士がイエティの動きから判断し、怒鳴り付けると、イエティは「へぇ」と面白そうなものを見つけた時のようなキラキラとした目を見せる。
「お兄さん、面白いね〜。こんなに面白いって思えたのいつぶりかな〜?」
クスクスと笑うイエティに、桜士はもう一発撃ち込んでやろうかと引き金に指をかける。だがその時、インカムから声が聞こえてきた。
「九条さん、爆弾を発見しました!地下駐車場、下着屋の試着室、××という服屋に売られていたかばんの中、そして在庫棚の四箇所です。今、爆発物処理班が解体に当たっています」
インカムから聞こえてきた声に、少しだけ桜士はホッとする。爆弾を解体してしまえば、もうここに来ている人たちに危害が及ぶことはない。
「な〜んだ、任務失敗か」
イエティは口を尖らせ、ボソリと「使えない奴だったな」と低い声で言う。その目はあまりにも冷酷で、温かい血の通った人間の目とは思えないほどだった。だが、桜士はそれで怯むほどの人間ではない。
「お兄さん、面白いね〜。こんなに面白いって思えたのいつぶりかな〜?」
クスクスと笑うイエティに、桜士はもう一発撃ち込んでやろうかと引き金に指をかける。だがその時、インカムから声が聞こえてきた。
「九条さん、爆弾を発見しました!地下駐車場、下着屋の試着室、××という服屋に売られていたかばんの中、そして在庫棚の四箇所です。今、爆発物処理班が解体に当たっています」
インカムから聞こえてきた声に、少しだけ桜士はホッとする。爆弾を解体してしまえば、もうここに来ている人たちに危害が及ぶことはない。
「な〜んだ、任務失敗か」
イエティは口を尖らせ、ボソリと「使えない奴だったな」と低い声で言う。その目はあまりにも冷酷で、温かい血の通った人間の目とは思えないほどだった。だが、桜士はそれで怯むほどの人間ではない。

